仮想通貨はハイリターンによる一獲千金を狙うことができる投資ですが、ハイリスクを持ち合わせています。これから、仮想通貨の安全な取引方法を紹介します。
詐欺に遭うリスクと対策を知ること
詐欺の例は、eメール・SNS等で「仮想通貨は儲かるので、100万円を投資しませんか?」や、名の知れた仮想通貨取引所を偽装したダイレクトメールが送信されます。また、固定電話に「仮想通貨に関するアンケートに回答するだけで、ビットコインを贈呈します。」などと勧誘電話が入ります。これらのメッセージや電話は間違いなく詐欺です。応対してはいけません。
仮想通貨をインターネット上に保管しないこと
購入した仮想通貨資産の保管方法には、仮想通貨取引所の口座に預けておくこと・インターネット上の仮想通貨専用の専用ウォレット(電子財布)に保管する方法と、インターネットと切り離して保管できるハードウェアウォレットを利用する方法があります。仮想通貨取引所の口座と専用ウォレットはインターネット上にあるので、不正アクセスにより損害を被ることがないとはいいきれません。しかし、ハードウェアウォレットは取引のときにインターネットに接続して利用するので、不正アクセスのリスクを軽減できます。
仮想通貨銘柄を分散すること
仮想通貨への投資は、ひとつの銘柄に偏っていると、価額が暴落した際に資産を失うことになります。そのため、複数の銘柄に分散して投資をしておけば、ある銘柄の価額が暴落しても損失は軽減されます。仮想通貨銘柄の選択は、時価総額を確認すること・日々の取引量をチャートで確認しましょう。もしも、ある銘柄に悪い評判があると価額が暴落することがあるので、US$等に換金してリスクを回避することができます。
仮想通貨取引所を分散すること
前章で紹介したように、仮想通貨は複数の銘柄に投資してリスクを分散させることと同様に、複数の仮想通貨取引所を利用しましょう。資産を預けている仮想通貨取引所へ不正アクセスがあり、漏洩・資産が流出することがあります。また、仮想通貨取引所が経営破綻すると預け入れした資金を失うことになります。仮想通貨取引所は国内・海外の取引所がありますが、金融庁が認可している国内の仮想通貨取引所を選択するとよいでしょう。漏洩・流出・経営破綻等の不測事態が生じたときに日本語で対応ができます。
不正アクセス対策を実施すること
仮想通貨は仮想通貨取引所・インターネット上のウォレットに不正アクセスされるリスクがあります。しかし、不正アクセス対策をすることで、仮想通貨取引所に預けている資産・ウォレットの資産が搾取されるリスク、個人情報が漏洩するリスクを抑止できます。不正アクセス対策は、①パスワードを複雑にすること、②多重段階認証を設定すること、③セキュリティー対策アプリケーションを導入することです。
仮想通貨の安全な取引方法は、一獲千金を狙わないことです。仮想通貨への投資は少ない資金から始めて、時間を掛けて増資をしつつ、運用していくと、運用益を得ることができます。一か所集中投資から、複数の銘柄・複数の仮想通貨取引所に分散投資をしてリスクを軽減させましょう。
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